1985-10-16 第103回国会 衆議院 本会議 第2号
ゴルバチョフ書記長が提案してきたアジア総合安保構想が、北方領土についての現状凍結を意味するものであるならば、我々は到底これを受け入れるわけにはいきませんが、総理のお考えをお聞かせ願いたいのであります。(拍手) 次は、我が国の防衛問題についてであります。
ゴルバチョフ書記長が提案してきたアジア総合安保構想が、北方領土についての現状凍結を意味するものであるならば、我々は到底これを受け入れるわけにはいきませんが、総理のお考えをお聞かせ願いたいのであります。(拍手) 次は、我が国の防衛問題についてであります。
○岩垂委員 この間、閣議で総理は総合安保構想の具体化を指示されたそうでございますが、いやしくも、シーレーン防衛論のつじつま合わせといいましょうか、装備強化の口実にこれが使われてはいけないと思うのです。その意味で、総理の真意をはっきりさせておいていただきたいと思います。
第七項で、軍事を含めたいわゆる国際的な総合安保構想なるものを、総理が、日本政府の対米積極姿勢のあかしとして打ち出したことを、実はレーガン政権はみごとに逆手にとりました。そして、日本の軍事的分担を具体的に共同声明に盛り込んだのであります。すなわち「両者は、日本の防衛並びに極東の平和及び安定を確保するに当たり、日米両国間において適切な役割の分担が望ましいことを認めた。」という問題であります。
昨年十月末、農政審議会が答申した「八〇年代農政の基本方向」の中でも、いわゆる食糧安保を農政の重要な柱に立てておるのでありますが、鈴木内閣の総合安保構想は、大増税を国民に強いる一方、きな臭い軍備増強の強化路線を突っ走っている印象が強いのでありますが、食糧安全保障の重要性について大臣から御所見を賜りたい。
河本長官にきょうぜひ伺いたいことは、いまの防衛論議がいわゆる大砲の音にかき消されていて、大平さんがせっかくシンクタンクに命じた総合安保構想が実に希釈化されつつある、薄められつつあるという認識を私は前提にして河本長官に伺いたいんですけれども、いまこれから防衛庁は五六中業とかいろいろのネーミングをしまして実質的防衛力近代化、実践化への道をひた走りに走っている。
○矢田部理君 先ほどの長官の御説明で、国防会議の改組、拡充による総合安保構想ではない、国防会議はそのまま残すというふうな位置づけをされたわけでありますけれども、その点では大平さんの構想と少しく違っているわけでありますが、一つは、従来国防会議の存在理由についても、どうも大変失礼な言い方でありますが、素人の大臣の人たちが集まっていわば防衛庁筋の説明なりを聞く、そこでもらった資料を受け取って判こを押すということで
こういう点について、これからどういうふうに考えておられるのか、先ほどの援助の視点とか協力の視点とあわせて——軍事だけが太ってしまって、そういう意味での平和外交、経済外交の路線が希薄になりはしまいか、逆に総合安保構想の中でやるということになりますと別な受け取られ方をする危険性も含まれているわけでありますが、その辺についての官房長官の考え方をただしておきたいと思います。
最近政府は、八〇年代の政治、経済、軍事、外交の基本戦略たる総合安保構想なるものを提起しつつあります。農政審の答申はその一環としての食糧安保なのではないかということであります。 総合安保構想は、日本経済の対外膨張主義の路線と深くかかわっていることは言うまでもありません。